あすわ~くのめざすもの
障害のある人たちを主人公に発達と権利保障を大切にした実践をめざします。
障害のある人々の働く権利、活動に参加する権利、生活する権利など、人間としての諸権利の保障を追求し、地域での豊かな暮らしを築くため、発達と権利を守る実践をゆたかに発展させてゆきます。
(視点)
- 障害のある人たちの権利保障に取り組む
- 障害のある人を主人公に実践をすすめる
- 専門家との連携を密にする
- 制度や社会資源を活用する
- 自己決定、自己選択を尊重する
- 障害のある人たちの発達を捉えた実践をめざす
利用者・家族・職員が対等・平等の関係のもとで、それぞれが主体者になるため、民主的で開かれた運営をめざします。
利用者・家族・職員のそれぞれがあすわ~くを構成する一員であり、その関係は常に対等平 等であり、主体者である、という立場で実践・事業・運動・運営をすすめ、民主的で開かれた運営をめざしてゆきます。そのため利用者・家族・職員がそれぞれ、組織や集団で自主性・独 自性を発揮して積極的に活動することを保障し、相互の活動を尊重して協力・共同をすすめて ゆきます。互いに主体者となり能力や意欲を生かし伸ばせるように育ち合い、指摘しあい、質を高めあえる関係をつくってゆきます。そして、一人ひとりの意見や思い・要求が反映され、全員の総意が尊重されるように、運営をすすめて行きます。
障害のある人の要求実現に向けた事業の発展と地域に開かれた施設づくりをめざします。
障害のある人たちが地域で暮らしていくには、たくさんの困難があります。私たちは地域の 人々に支えられながら、これらを乗り越え、要求を実現する運動と事業をすすめてきました。今後も社会福祉の発展向上めざし、とりわけ障害のある人たちが、地域で暮らすための援助システムを整えてゆきます。また、私たちの事業が、社会資源として地域の人たちに活用されるよう努力し、誰もが住みやすい街づくりを実現することをめざしてゆきます。
障害のある人が安心して住める町を、地域住民とともに作り、発展させることをめざします。
障害のある人が地域で安心して暮らしてゆくためには、住民本位の行政の実現がたいへん重 要です。多くの切実な住民要求や願いが実現できるよう、地域住民と力を合わせて、大阪市・大阪府・国に働きかけ、市民が主人公の町づくりをめざしてゆきます。
私たちがすすめてゆく運動は、障害のある人々やその家族のもつ要求・願いに基づいて行わ れてきました。こうした運動を広げていく過程では、他団体との協力・共同が不可欠で、障害 者問題のみのとらわれるのではなく広く市民的・国民的な諸課題にも目を向けてゆく必要があると言えます。
一人ひとりの人間が大切にされ、福祉の向上につながる、平和で民主 的な社会の発展をめざします。
障害を生み出す大きな要因である戦争や地域環境汚染、不況やリストラ、家庭の崩壊、虐待、貧困など、人間として安心して生きていくうえでの基盤が揺らいでいます。日本国憲法の理念 を守り、人間として一人ひとりが尊重される社会をつくることが求められています。豊かな福祉の向上をめざして、多くの人と手をつないで活動を進めてゆきたいと思います。